皆様お世話になっております、桜武でございます。
先日、「ベストプレープロ野球」が取り上げられたとの事で久しぶりに「JUNK 伊集院光・深夜の馬鹿力」をradikoにて拝聴いたしました。
架空の選手に設定を載せて毎年更新という遊び方は、時間が有り余る発想力に優れた人にだけ許された特権なのだとその時は感じたのです。
しかし、拝聴後しばらくしてふと気づきました。
当時はキャラクターの人物像から能力等の設定に至るまで、全て自力でやらなければなりませんでしたが。
現代提供されているWEBサービスを駆使すれば、これらを全て自動化できるではないかと。
最近になって知りましたが、世には「AIノベリスト」なるサービスがあり、設定や書き出しを与えるとその後の文章を書き続けてくれるのだとか。
これは小説に限らず、人物の紹介やセリフも可能だそうです。
何度か試してみましたが、舞台やジャンル、パラメータなどを正しく設定すれば突飛な文章にはほぼならず、自然な内容にで出来上がる事に大変驚きました。
凄い時代になりましたね。
そこで今回、架空の野球リーグを設定部分から全部このサービスに用意してもらいました。
そして、登場するキャラクターをベストプレープロ野球へ反映したペナントレースを眺めてみようと思います。
手順としてはまず、「AIノベリスト」に舞台設定を考えてもらいました。
伊集院さんは男性リーグを作成されていた様ですので、こちらは女子プロ野球リーグを題材に、小説の設定としてWikipediaっぽくまとめてもらいました。
次に、「すごい名前生成器」というサービスから登場する人物達の名前を教えてもらいます(AIノベリストが出した名前が面白ければ、そちらを採用しているキャラクターもいます)。
それから、選手名を「AIノベリスト」に伝え、先に考えた舞台設定を元にそれぞれの人物像を教えてもらいます。
選手能力は覚醒都市DiXさんの中にある「ベストプレープロ野球オリジナルリーグ製作ツール 超!強化版」を女性リーグで生成したデータから割り当てました(選手の打席など、人物に合わせて一部改変したデータもあります)。
キャラクターがどんな顔をしているかは、「WaifuLabs」に聞いてきました。
実際にリーグを進める際には、さらに11チーム分「ベストプレープロ野球オリジナルリーグ製作ツール 超!強化版」にチームを呼んできてもらい、今回作るチームと一緒にベスプレに登録、プレイヤーは一切介入せず進行を見守ります。
どんなチームが出来上がって、どんな結果になるのか。
以下、設定と登場人物のご紹介です。
『Fantasy Girl’s Baseball』
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(wikipedia)』
概要.
「Fantasy Girl’s Baseball」は倉橋 亜依子原作の女子野球を題材にしたライトノベルである。
作者は、2003年に第2回小説大賞奨励賞を受賞した後、作家デビューしており、本作もそのデビュー作となる。
自身のホームページでプロトタイプ版を公開した後、書籍化される。本編のイラストは宮倉 リアナが担当している。
今年初めの時点で、電子版を含めた全世界シリーズ累計発行部数は500万部を突破しており、2018年にはテレビアニメ化もされた。また、台湾等野球が盛んな地域でも翻訳版が出版されている。
この他にも、月刊誌にて書き下ろし外伝小説「コールドゲーム」が連載中。
あらすじ.
舞台は2020年の北海道。
2000年代初頭に起こった男子プロ野球チーム移転を契機に、道民は広大な大地は野球活動に最適と知る。
男女ともに競技人口が爆発的に増加する中、男子に続く女子プロ野球リーグとして、2010年北海道に拠点を置く6つのチームからなる「プリンセスリーグ」が創設された。
リーグの古豪「札幌キャロル」のエースである野津田菜穂は、前オーナーの放漫経営に苦しみ弱体化を続ける球団の中で孤軍奮闘していた。
消滅寸前の球団に絶望しかけていた菜穂だったが、人口流出に苦しむ室蘭市がチームを誘致する形で存続が決定。球団は「室蘭ロッカーズ」と改名し再出発を図る事となる。
新生球団での優勝を目指す菜穂はチームを盛り上げようと努力するも空回るばかりで、チームメイトから孤立してしまった。
失意の中現れた協力者は、菜穂に憧れ野球を始めたドラフト1位捕手「天才」中宮優喜だった。
優喜との再会が契機となり、菜穂は自分の在り方を見直しチームメイトとの関係を再構築。結束が深まりチームが徐々に活気付いていく中で、菜穂は一層輝きを増す。
歯車の噛み合ったロッカーズは、これまでの不調がウソのような快進撃をみせる。
0.5ゲーム差で首位帯広コメッツを追う最終戦。
直接対決のマウンドに上がった菜穂は、室蘭のファンで埋め尽くされた大観衆を前にノーヒットノーランを達成した。
菜穂と優喜のコンビによって、ロッカーズは奇跡的な逆転優勝を呼び寄せたのだった。
作品の舞台設定「北海道女子プロ野球連盟」.
北海道女子野球連盟とは、女子による野球興行を主宰する団体である。
概要.
加盟する女子プロ野球チームは北海道の各市町村が本拠地ではあるが、札幌のチームも札幌にあるドーム球場は使用せず、道内の他の球場で試合を行っている。
加盟チームは6チームで、リーグ戦は総当たり戦で行われている。
各チームには監督が1人おり、選手兼任も認められている。
リーグ戦に出場できる1チーム当たりの選手数は28名までとなっている。
また、選手登録されていない補欠選手がいる場合は、リーグ戦以外の試合にのみ起用が可能となっている。
チームには地元企業がスポンサーとしてついており、その企業の広告宣伝になる様なユニフォームやグッズの販売も行われている。
チーム名は、基本的にその地域名と愛称が合わせられた名前が付けられている。
一年間の間にリーグ戦とトーナメント戦を開催している。
公式戦は全て北海道内で開催されており、道外で開催される試合はほぼ全てエキシビションマッチとなっている。
スローガン.
北海道女子野球連盟ではスローガンとして「Fantasy Girl’s Baseball」を掲げ、このスローガンに基づいた活動を行う事としている。
Fantasyとは幻想的な、空想上のという意味があり、Girl’sは少女を意味する。
この組み合わせにより、女の子が活躍するという夢のような光景を表す言葉となっている。
マスコットキャラクター.
キラ☆☆☆☆☆☆☆
北海道女子野球連盟は公式マスコットキャラクターとして「キラ☆☆☆☆☆☆☆」を採用している。
「キラ」という名前は、星空をイメージして命名され、後続の星マークは北斗七星をイメージしている。
外見は、頭の上に大きなリボンをつけたツインテールの少女で、服装もチアガールを思わせるようなミニスカートとノースリーブの野球ユニフォームを着用している。
広報活動や試合前のセレモニーへ積極的に参加している。
性格は基本的に明るく前向き。
一人称は「あたし」、語尾は「○○だよ!」。
趣味はお菓子作りで、好きな食べ物はメロンパン。
特技はダンスと歌。
理念と活動方針.
北海道女子プロ野球リーグでは、次の3つの理念を掲げている。
1.選手が活躍出来る機会と環境の提供
2.地域に密着したスポーツ文化の普及・発展
3.野球を通じた心身の育成
これらを実現するための活動の一環として、以下の活動を行っている。
1.選手の健康管理
2.地域への広報
3.ファンサービス
4.他チームとの練習試合
5.各種イベントへの参加
6.練習施設の整備
7.用具の購入
8.遠征費用の支援
9.後援会の結成
10.新人育成のための指導
加盟要件.
女子プロ野球球団として北海道女子野球連盟に加盟するには、以下の要件を全て満たさなければならない。
1.北海道内に本拠地があること
2.所属する関係者が全て女性であること
3.リーグ戦に登録可能な選手数を常時28名以上確保可能であること
4.ユースチームとして各学生世代を対象とするクラブチームがあること
5.本拠地として収容人数15000人以上のスタジアムが存在するか、またはそれに代わる設備があること
6.本拠地に年間を通じて使用できる球団事務所、練習用サブ球場、室内練習場、医療施設、宿泊施設があること
7.球団を継続的に安定して運営可能な資金があること
8.スポンサーとして本拠地に所在する企業1社以上の確保が可能であること
9.地元自治体の長から加盟の承認を受けること
10.連盟理事の推薦を確保し、理事会の承認を受け、連盟総会において承認を受けること
これらの要件を満たした上で、前年の3月31日までに連盟へ加盟を申請しなければならない。
認められた場合は、翌年開催されるリーグ戦から出場が可能となる。
試合形式.
試合は9回までとなっており、同店の場合は延長戦が行われる。
延長は一死満塁で開始され、一度試合から退いた選手も再出場できる。
延長の記録は公式記録の対象外となる。
延長10回で決着しない場合は引き分けとなる。
リーグ戦.
公式戦は週末に3連戦で行われ、この3連戦期間で登録選手全員を最低一度は起用しなければならないルールがある。
全チームが総当たりで戦い、1チーム当たりの試合数は75試合で、勝ち点により順位を決定する。
勝利チームには3点、引分チームには1点、敗北チームには0点が与えられる。
勝ち点が同数の場合は得失点差によって順位が決定される。
優勝チームには賞金と優勝トロフィー、副賞に大会名とチームのロゴマークが入ったオリジナルグローブが贈られる。
開催期間は雪解け後の4月最終週から10月最終週まで。
カップ戦.
北海道内に存在する、各カテゴリの全道大会優勝チームと、女子プロ野球チーム6球団を併せた全16球団で優勝を競うトーナメント戦。
別名「みんなの道知事杯」。
女子プロ野球チームはリーグ戦登録外の補欠選手も出場可能となっており、大会期間がリーグ期間と重なる事もあって貴重な出場機会となっている。
優勝チームには賞金と優勝トロフィー、副賞に大会名とチームのロゴマークが入ったオリジナルバットが贈られる
準優勝チームには賞金と盾、記念品として大会名とチームのロゴマークが入ったボールペンが贈られた。
例年は女子プロ野球チームが優勝しているが、過去には社会人チームが優勝した年もある。
オールスターゲーム.
リーグ戦終了後の10月上旬、奇数位の3チームと偶数位の3チームでそれぞれ選抜チームを作り、1戦限りのオールスター戦を戦う。
出場選手はファン投票で決定され、監督を含めたスタッフについては連盟側が指名する。
参加資格のある選手はリーグ戦に登録されている選手であり、開催期間に補欠選手である場合は選抜されない。
出場選手には特典として、当日着用するオールスター戦専用ユニホームの他、記念品である大会名とチームのロゴマークが入ったオリジナルスパイクが贈呈される。
この他、勝利チームには更に開催日が刻印されたリングが送られている。
また、試合終了後にはMVP投票が行われ、最も得票を集めた選手に対してトロフィーが授与される。
背番号.
選手は1番から99番までを背番号として使用する事ができる。
この番号は各チームに所属する全ての選手がつけるものであり、一度設定されると同一球団に所属する限り変更はできない。
ただし、オールスターゲームへ出場する場合のみ、例外的に他の番号をつけることが許されている。
この為、入団交渉時に希望背番号の提供が交渉材料となり、提供を実現する為に移籍が発生する場合もある。
各球団は選手以外にファンへ背番号0を設定しており、この背番号はファンだけがつけられる。
リーグ表彰式.
シーズンを締めくくるイベントとして、オールスターゲーム終了後にリーグ戦の各賞の表彰を行う。
連盟理事、各球団監督、選手、審判の他、自治体の長や後援団体の代表者などが列席する。
なお、この表彰式にはドレスコードが定められており、会場に入る者は全員正装しなければならない。
連盟マスコットキャラクターによる司会進行の下、連盟理事長の挨拶に続いて、以下の表彰選手が読み上げられる。
・最優秀選手賞(MVP)
シーズン終了後に行われるオールスターゲームの最優秀選手に与えられる。
・プライムナイン
リーグ戦を通して、好成績を残した投手・捕手・一塁手・二塁手・三塁手・遊撃手・外野手のポジション別に最も好成績を残したと広く認められた選手に与えられる。
選出はファン投票と監督推薦票の両方が採用され、同数票で複数人が並んだ場合は全員が選ばれる。
・最優秀新人賞
今年初めてリーグ戦に出場した選手の中から、最も優秀な選手に与えられる。
選出はファン投票によって行われ、同数票で複数人が並んだ場合は全員が選ばれる。
・ヒロインオブザイヤー
一年間で最も試合後のインタビュー対象に選ばれた選手に与えられる。
同数で複数人が並んだ場合は全員が選ばれる。
・投手個人賞
最多勝、最優秀防御率、最多ホールド、最多セーブ、最多奪三振
・野手個人賞
最優秀打率、最多本塁打、最多打点、最多安打、最多盗塁
・監督個人賞
最多勝点、最高勝率、最多勝、最小退場者数、最小負傷離脱数
・審判個人賞
最小誤判定、最小退場者数、最短平均試合時間
懲罰.
北海道女子野球連盟では各球団が不正行為や関係者・観客のトラブルなどがあった場合に、以下の順で制裁処置をとる。
1.口頭注意
2.罰金
3.公式試合の出場(開催)禁止
4.追放(除名)
制裁が検討される場合は裁定委員会が設置され、連盟理事代表3名、各球団選手代表6名、審判員代表2名の全11名が出席し、判断が下る。
加盟球団.
現在北海道女子野球連盟に加盟する女子プロ野球チームは、以下の6球団である。
1.室蘭ロッカーズ(防人海浜スタジアム)
北海道室蘭市に拠点を置く女子プロ野球球団。かつて「札幌キャロル」としてリーグ連覇を達成した強豪だった。オーナーの放漫経営が原因で近年は主力の退団や補強戦略のミスが重なってかつての強さは影を潜めていた。
オーナー企業が変わった後は再建が進んでおり、エース・野津田や主力打者・末武ら主軸に続く選手の登場が待たれている。
マスコットはサルのカモン。チームカラーは赤と白。
2.札幌ディアーズ(まるやまスタジアム)
北海道札幌市に本拠地を置く女子プロ野球球団。豊富な資金を有しており、これまでに球界のエースと称えられた田京智沙都や複数回打撃タイトルを獲得した木月珠己を獲得するなど積極的な補強を展開している。しかし、リーグ優勝は1回しか経験できていない。
現在は選手の高齢化が進んで戦力が低下しつつあるが、ドラフトで若手を取る事に消極的で、他球団からの引き抜きに頼るなど、球団運営が上手くいっていない状況にある。
マスコットはクマのコテちゃん。チームカラーは青と黒。
3.帯広コメッツ(十勝川林間野球場)
北海道札幌市に本拠地を置く女子プロ野球球団。リーグ創設から安定した強さを誇っており、複数回の優勝経験がある。近年船原行恵ら主力選手の相次ぐ故障により優勝を逃していたが、昨季は3年ぶりに全選手が揃いリーグ優勝を達成。
今期も優勝候補の筆頭として注目されている。
マスコットキャラクターはエゾシカのトッチャ。チームカラーは緑。
4.旭川キャッツ(花咲球場)
北海道旭川市に本拠地を置く女子プロ野球球団。母体となる社会人チームの設立が古く、老舗の部類に入る。長年に渡って北海道女子野球の中核として君臨する存在であり、その実績もあってか、毎年有力選手を獲得している。
不振らしい不振なくリーグを戦い続けてきており、クローザー半戸舞実をはじめ投手陣が充実。打撃陣は富塚茉結らベテランが中心となっているものの、打線の破壊力は侮れない。
マスコットキャラクターはネコのニャホ。チームカラーは黄色。
5.名寄アローズ(風連パーク)
北海道名寄市に本拠地を置く女子プロ野球球団。地元密着型の球団運営を行っており、近年は近隣の市町村と連合を組んでファン獲得に励んでおり、道北の代表として認知されている。
選手層は厚く、守備に長けた選手が多く在籍している。先発の野副きよのやセカンドの隠岐貴栄の二人はチームの柱となっている。
マスコットキャラクターはフクロウのホウ。チームカラーは紫。
6.函館フリーダム(函館太洋公園野球場)
北海道函館市に本拠地を置く女子プロ野球球団。名前の通りの球団で、道外選手を積極的に補強し起用しているなど他の球団にない独自性が多く見られる。才能に溢れた選手が多く在籍する一方、育成に難があるのか選手層の厚さには欠ける。また個性のぶつかり合いが多く見られチームとしてまとまらない面もあり、急激な補強と放出を繰り返している。
今期は強打のエリス・ダンヒル、俊足のジョリーン・ラムレイなどが入団しており、この二人を中心に得点力の高い攻撃を展開する。
マスコットキャラクターはウサギのラビー。チームカラーはオレンジ。
ドラフト.
北海道女子野球連盟に加盟する女子プロ野球チームは、シーズン終了後にアマチュアチームに所属する選手を獲得する選択会議を開催する。
指名を受けられる権利を有するのは、選択会議開催年にプロ6球団以外の女子野球チームに在籍経験がある選手に限定される。
球団はこの選択会議で指名した新人の選手と契約交渉を行う権利を有する。指名された選手は、契約条件と契約金について球団側と相談して合意すれば、契約を結ぶことができる。
ただし、複数の球団による競合となった場合、抽選によって所属球団を決定する。
トレード.
北海道女子野球連盟に加盟する女子プロ野球チームは、シーズン終了後から翌シーズンの開幕後全球団が30試合を終えるまで、トレードで所属選手を交換する事ができる。1対1トレードの他、1対多、多対多のトレードも行われ、時に3球団以上が絡む大型トレードが成立する場合もある。
なお、選手が移籍先の球団に入団する際には、移籍後最低10試合の公式戦出場義務が課されるため、その間球団は選手を補欠選手に降格させたり退団させることができない。
リーグ戦登録選手と補欠選手.
北海道女子野球連盟に加盟する女子プロ野球チームは、リーグ戦開始に際して参加する選手を必ず28名登録しなければならない。開催されるリーグ戦は、ここに登録された選手のみが出場可能となる。
その他の選手は補欠選手として扱われ、練習試合やトーナメント戦などにのみ出場可能となる。補欠選手がリーグ戦に参加するには登録選手と入れ替えなければならない。登録選手が補欠選手へ降格した場合は再び登録選手として復帰するまで、最低リーグ戦6試合が経過されなければならない。
なお、登録選手が故障した場合には代替登録が認められており、復帰までの期間に限り交代要員として補欠選手を登録することができる。
登場人物.
野津田 菜穂(28)
室蘭ロッカーズ所属。右投左打。投手。
北海道苫小牧市出身。10歳で野球を始める。地元の高校に進学するも、野球部がなく強豪のソフトボール部に入る。
3年間鍛えられた後に野球を再開、大学野球で成果を上げてドラフト上位で札幌キャロルへ入団。
札幌キャロルでは、入団してすぐに頭角を現し、3年目には開幕投手に抜擢されるなど活躍した。
得意な変化球はスライダーとチェンジアップ。
身長が低く童顔なので、中学生の頃はマスコット扱いされていたらしい。
そのせいか、キャプテンではあるものの性格はやや天然気味で子供っぽいところがある。
趣味は読書、特技は早食い。
井野 三奈子(21)
室蘭ロッカーズ所属。左投左打。投手。
北海道木古内町出身。中学時代は野球部に所属していなかったが、中学3年時に札幌へ引っ越した事をきっかけに入部を決意する。
高校では女子野球部で3年間プレー。主にリリーフとして登板し、公式戦通算18勝を記録するなど「投げたら勝つ投手」として話題になった。
高校卒業後、ドラフト中位で札幌キャロルに入団。
入団後は一時野手へ転向させられ、外野の守備固めや代走などで出場機会を得ていた。
キャロルが弱体化する中で投手へ再転向すると、その才能が開花してクローザーに定着。
チーム状況から中継ぎで登板する事もあるが、基本的にはリード時の9回で起用されている。
趣味はスポーツ観戦、特技は早口言葉。
北出 万智(25)
室蘭ロッカーズ所属。左投左打。投手。
北海道帯広市出身。中学までサッカーをしていた。
高校でもサッカー部へ入部したもののハードなトレーニングに耐えられず、2年生の時には退部して帰宅部に。
その後バイトを始めるが、バイト仲間に声をかけられ助っ人で参加した野球に興味を持つ。
みるみると上達していき、地元のクラブチームへ加入。3年時にはエースナンバーをつけて地方予選を突破した。
卒業後はスポーツ特待生として大学へ進んだが、プレーを続ける中で一日でも早く女子プロ野球で実力を試したいという気持ちが高まり僅か半年で中退してトライアウトを受けた。
初年度は不合格となったが、その後独立リーグに所属し1年間で成長を見せた結果、トライアウト不参加ながらドラフト下位で室蘭ロッカーズに入団が決まった。
趣味はランニング、特技はリフティング。
阪田 麻見(24)
室蘭ロッカーズ所属。右投右打。投手
北海道北見市出身。就学前から野球を始め、小学校時代はリトルリーグに所属。
中学校では軟式野球部に所属し、投手として全道大会出場経験もある。
高校進学の際に他地域の野球強豪校からスカウトもあったが断り、地元で一番強い高校に入学。一年生の頃から先発投手としてマウンドに立ち、二年生になると春季大会で地区優勝、夏には全道大会出場を果たしたがベスト16で敗退。
秋大会では見事優勝を勝ち取った。
三年生の最後の大会は怪我に悩まされたもののなんとか乗り切り優勝。
卒業後は地元に近いチームにドラフト指名されるが、怪我が癒えないまま投球を繰り返し成績も悪化。2年目のオフにトレードでロッカーズへ移籍してきた。
趣味は洋楽ロックを聴く事、特技はカラオケ。
南里 真愛(24)
室蘭ロッカーズ所属。右投右打。投手。
北海道弟子屈町出身。小学6年生から軟式野球を始めると、中学では全道大会に出場する程のピッチャーとして活躍。
北見の高校へ進学後、監督に素質を見込まれて2年からエースを任されるようになる。
その後は夏の全道大会で優勝、翌春季大会で準優勝、最後の大会でもチームの全道制覇に貢献した。
高校卒業時のドラフト会議では3球団競合の末札幌キャロルへ入団。
入団当初は制球難に苦しみ補欠選手として調整していたが、シーズン終盤には調子を上げリーグ登録に定着。中継ぎとして登板し大きく貢献した。
趣味は音楽鑑賞と作詞、特技は暗記。
佐井 祐未(22)
室蘭ロッカーズ所属。右投右打。投手。
北海道滝川市出身。中学から陸上部に入部し砲丸投げの選手だったが、高校入学時には既に記録が伸び悩んでいたため、野球に転向して投手となる。
投手としては地方大会のベスト8が最高で全道大会には届かなかったが、他の選手にはない球威にスカウトが注目しドラフト中位で室蘭ロッカーズに入団した。
1年目は故障もあって補欠スタートとなったが、リーグ戦登録に昇格してからはリリーフで登板。粘り強く試合を壊さない結果が評価され、7回を任されている。
防御率は低く、奪三振率もあまり高くない。打たせて取るゴロピッチャー。
趣味はアメコミヒーローグッズ収集。特技はアイアンクロー。
日向寺 理生(26)
室蘭ロッカーズ所属。右投右打。投手。
北海道夕張市出身。野球を始めたきっかけは父親の影響で、小学生の頃から野球チームに所属していた。
中学校では野球部に入りエースとして活躍していたが、高校進学の際近隣に女子高校野球部がある学校がなかったため、父親の母校である名寄の高校へ進学。
入学後は投手としての素質を買われ、一年生の夏からは先発としてマウンドに立つ。
だが二年生の春に肘を痛めて以降は思うような成績を残せず、最後の大会もベンチメンバー外だった。
卒業後は地元に近い企業に就職するも、野球への情熱が冷めず、再び選手としてプレーする事を決意。トライアウトを受験し、札幌キャロルからドラフト指名を得た。
軟投派でスピードガンでは球速を計る事が難しいが、コントロールが良く変化球の種類が多い。
趣味はお菓子作り、特技は水彩画。
萬浪 もえぎ(19)
室蘭ロッカーズ所属。右投右打。投手。
北海道千歳市出身。小学4年生からリトルリーグに所属し、中学ではキャプテンを務める。
中学、シニアでも全道大会に出場している。高校では強豪の私立に進学。エースとして全道を目指し、最後の大会で全道出場を達成した。変化量の大きなカーブを多投し三振を取るスタイル。
大学でマネージャーとして野球に関わりたいと思っていたところ、スカウトの目に留まりドラフト指名を受けプロ入りを決めた。
趣味は映画鑑賞、特技は料理。
保立 毬衣(20)
室蘭ロッカーズ所属。左投左打。投手。
北海道枝幸町出身。中学まで水泳部だったが、在学中に女子プロ野球の試合を見て野球への転向を決意。
高校は女子野球の強豪に入学し、そこで才能を開花させた。
地元チームで女子プロ野球キャリアを開始後は中継ぎで登板し、初年度で防御率2点台を記録している。しかし登板過多から調子を崩し、トレードで室蘭へ移籍してきた。
趣味はスポーツ観戦、特技は昼寝。
末長 未翔(22)
室蘭ロッカーズ所属。右投右打。投手。
北海道室蘭市出身。中学から野球を始め、高校は野球強豪校に入学。
高校三年生時の夏の大会は、予選を怪我で途中退場となったものの、過去の活躍が評価されドラフトで室蘭に指名される。プロでは2年目から頭角を現し、先発として起用に応えている。
趣味は野球ゲーム、特技も野球ゲーム。
宮﨑 弓依(21)
室蘭ロッカーズ所属。右投右打。投手。
北海道池田町出身。中学時代は陸上部に所属しており、高校でも陸上部に入るつもりだった。
しかし、友人の誘いで女子野球部へ入部。最初は体力不足で練習について行けなかったが、監督の指導によりスタミナと制球力を鍛えられ、高校二年時の全道大会では準優勝を果たす。
高校卒業後の進路は迷っていたが、監督から女子プロ野球の話をされ、興味を持った。
最後の大会で活躍し評価を上げ、室蘭にドラフト指名。一度補欠落ちを経験しているが、その後は敗戦処理から登板を重ね先発ローテまで上り詰めている。
趣味はランニング、特技は短距離走。
名原 ゆづる(27)
室蘭ロッカーズ所属。右投左打。投手。
北海道上士幌町出身。中学三年生の夏、地元女子高校野球部が全道大会に出場し、自分も全道大会に出たいと強く思って同校へ進学。
高校では一年生からレギュラーとして活躍し、三年の夏は全道大会に出場した。
卒業後は大学に進学する予定だったが、女子プロ野球からドラフト指名の話が来て、迷った末に女子プロ野球の道へ進む。
プロ入り後は大きく曲がるフォークを武器に三振を量産し、チームのリーグ優勝に大きく貢献した。2年目以降は先発投手に転向して成績を残している。安定した成績で他球団から獲得希望が多く、4球団を渡り歩いて室蘭へ移籍してきた。
趣味は読書、特技は利きミネラルウォーター。
中宮 優喜(17)
室蘭ロッカーズ所属。右投右打。捕手。
北海道函館市出身。中学まで函館で育ち、高校進学の際に札幌へ越境進学した。
野球を始めるきっかけは地元チームとの対戦で遠征に来ていた菜穂とのキャッチボール。
小学生時代のポジションはショートだったが、中学入学後肩の強さを見込まれてキャッチャーになった事で才能が開花。入学直後からレギュラーとなる。
威力のある送球と力強いバッティングを持ち味とし、強気のリードで投手を引っ張り所属した高校の野球部を大会優勝へ導いてドラフト1位を掴んだ。
ピッチャー経験もあり、速球派右腕として学生時代は強豪校相手でもそこそこの成績を上げていたが、変化球を投げる時にフォームが崩れてしまう癖があり断念。
趣味は料理、特技は暗算。
熊代 七(23)
室蘭ロッカーズ所属。右投左打。捕手。
北海道夕張市出身。幼い頃から野球を始め、中学校時代は主に四番を打っていたが、地方大会を突破できないまま卒業となり高校に進学しても続けるか迷っていた。
進路を決める期限直前に野球強豪校から誘いがあり、札幌の高校へ入学。
入部直後に正捕手であった先輩が故障し、そのままそのポジションを引き継ぐ。
高校最初の試合では体力や経験の違いに絶望したが、先輩の協力で実力をつけ、三年の夏は全道大会優勝を果たす。
卒業後は監督から大学への進学を勧められたが、女子プロ野球参加を希望しドラフトの結果札幌キャロルに入団。
コーチから打力の低さを指摘されるが、同時に投手を引き立てるリードを高く評価されている。中宮入団後は控えに回る事が多くなったが、守備固めで頻繫に出場機会を得ている。
趣味はアクションゲーム、特技は柔道。
芝 愛貴(26)
室蘭ロッカーズ所属。右投左打。一塁手。
北海道石狩市出身。中学から野球部に所属、ポジションは投手で全道大会にも出場している。
高校に進学後も女子硬式野球部へ入部したが、部員数が少なく活動がままならない状況だった。
そんな中で先輩マネージャーの誘いがあり、男子野球部へ体験入部。紅白戦で野手として出場した所、打者としての才能を見出され一塁手へ転向。
高校時代は満足に試合に出られないままだったが、ドラフト下位で指名され室蘭ロッカーズへ加入。ドラフト指名時、指名されると思っていなかった彼女がいた場所は映画館だったという。
趣味は映画鑑賞、特技も耐久でシリーズ物の映画を一気に見ること。
東雲 真夏(24)
室蘭ロッカーズ所属。右投右打。一塁手兼外野手。
北海道千歳市出身。小学5年生でチームのキャプテンを務める。
6年生の時には全道大会準優勝を経験し、両親から将来はプロ野球選手になる事を期待されていた。
しかしその年の夏、所属していたチームが不祥事を起こした事で監督から部員全員の連帯責任による退部を勧告される。
野球を諦めきれなかった真夏は札幌へ移住し、クラブチームに加入。
クラブチームの練習に耐え抜いて得た自信と実力を武器に活躍し、チームは全道大会ベスト4まで勝ち進んだ。
その実績がプロに認められ、高校卒業後、強豪私立大学の誘いを全て断り札幌キャロルにドラフト1位入団。
入団当初は控え選手としてスタートしたものの、2年目から頭角を現してレギュラーに定着する。
趣味は映画鑑賞、特技は料理。
白雪姫(27)
室蘭ロッカーズ所属。左投左打。二塁手兼外野手。
北海道室蘭市出身。高校で野球を始め軟式野球部に所属。大学入学と同時に札幌へ転居し、体育大学でスポーツ健康学を学ぶ傍ら、女子プロ野球にも興味を持ち始めた。
大学卒業後、女子プロ野球参入を夢見てトライアウトに参加。その際、際立った打撃センスを見せた事からスカウトの目に留まり合格に繋がった。また走塁判断力に優れており、セーフティーバントやバスターでの出塁も多い。守備位置は主にライト。
登録名は当然本名ではない。本名を名乗らない理由は非常に珍しい名前で覚えてもらう事が困難だから。登録名の白雪姫はファンからの公募。本人は登録名を大変気に入っているという。
趣味は音楽鑑賞、特技は水泳。
寺岡 弥佳(20)
室蘭ロッカーズ所属。右投左打。二塁手。
北海道鹿部町出身。中学から野球部に所属、ポジションは投手で高い制球力を持っていたが、変化球を投げられない事がネックとなり、高校入学と同時にフィールディングの上手さを見込まれ内野手へコンバートされた。
コンバート後、盗塁を積極的に狙うようになり結果を残す。
卒業後は札幌で就職したが、野球への未練を断ち切れずに女子プロ野球へ挑戦した。
トライアウトで3盗塁を決めた事が決めてとなって合格し、札幌キャロルにドラフト中位で入団した。
趣味はゲーム、特技もゲーム全般。
末武 央(27)
室蘭ロッカーズ所属。右投左打。二塁手兼遊撃手。
北海道釧路市出身。幼少時代は野球が好きだったが女の子らしくないと両親に反対されていた為、中学時代からはバレーボール部で活躍していた。
旭川の高校入学を機に、元々やってみたかったこともあって野球への挑戦を決意。最初はベンチにも入れなかったが次第に結果を残し、3年生で全道大会ベスト4などの成績を残した。
卒業後は旭川の短大へ進学、在学中は女子硬式野球部で内野手として活躍する。卒業前のドラフトで中位指名を受けロッカーズへ入団。セカンドのレギュラーとして活躍している。
趣味は野球ゲーム全般、特技は卓球。
小原 由梨子(26)
室蘭ロッカーズ所属。右投右打。三塁手。
北海道室蘭市出身。小学校時代はリトルリーグで投手として活躍していたが、中学校時代より本格的に陸上に打ち込むようになる。
陸上部のエースとして全道大会出場の経験を持つが、高校時代に怪我が原因で選手生命を絶たれる。
失意のまま卒業を迎えるが、友人の勧めもあって大学に進学。そこで女子野球の面白さを思い出し、大学卒業と共にプロを目指す事に決めた。
野球は高校野球は未経験であったが、大学ではサークル活動で男子に混じってプレーしていたので身体能力は高い方である。
卒業後、アルバイトをしながら独立リーグでプレーを続けドラフト下位で名寄に指名を受けた。プロ入り後は補欠とリーグ登録を行き来しながら二度のトレードを経験し室蘭へ移籍。
主戦場はサードだが、内野ならどこでも守れる器用さを持っている。
趣味はお菓子作り、特技はピアノ演奏。
前田 みお(23)
室蘭ロッカーズ所属。右投右打。三塁手兼外野手。
北海道今金町出身。小学校時代はリトルリーグで活躍していたが、中学校に進学してから故障に悩まされるようになる。
高校でも野球部に入ろうか迷ったが、野球漬けの生活は嫌だなと思い直し、文化系の部活を探す。そこで見つけた吹奏楽部に入り、トランペットを担当する。高校生活最後のコンクールではソロパートを担当し、見事全道大会出場を果たした。
高校卒業後は音楽大学へ進学。在学中に吹奏楽サークルに所属していたが、練習中に飛んできたボールを投げ返した事がきっかけで故障が完治している事を知り、野球が恋しくなって練習を再開した。
大学卒業後は札幌でOLをしながらトライアウト受験の準備を進め、受験した際はホームランを放ちアピール。ドラフト下位で札幌キャロルに入団した。
入団当初はリーグ登録入りも難しい状態だったが長打力を磨き続け、現在サードのレギュラーとして活躍している。
趣味は旅行、特技は水泳。
徳元 芳(20)
室蘭ロッカーズ所属。右投左打。遊撃手。
北海道奈井江町出身。中学までは野球をしていたが、シニアチームは人数不足により廃部に。
高校では陸上部に入るがすぐに辞めてしまい、放課後はアルバイトに明け暮れる日々を送っていた。球場でのイベントスタッフをしていた所、知り合った球団関係者に足の速さを評価されトライアウト受験を進められる。
トライアウトではスリーベース2本を放ち合格となった。
趣味はスポーツ観戦、特技は短距離走。
守田 万理子(23)
室蘭ロッカーズ所属。右投右打。遊撃手。
北海道室蘭市出身。室蘭市在住ではあるが、実家が帯広にあるため普段はそちらに住んでいる。
友達に誘われ野球を始めたものの、小・中とプレイした軟式野球では注目を集めるほどではなかった。
地元高校入学時は軟式野球部が無かった為女子野球部入りを選んだが、練習が想像以上にハードだった為すぐに辞めてしまう。しかし、たまたま見た試合での菜穂のピッチングに魅せられ、再び野球を始める事を決意。
その後、地元のクラブチームに加入し猛練習。守備力が開花したところを札幌キャロルのスカウトに見初られる。
卒業後、菜穂のいる札幌キャロルにドラフト下位で入団。
趣味は読書、特技は利き酒。
大場 美幸(22)
室蘭ロッカーズ所属。右投左打。外野手。
北海道苫小牧市出身。小学校時代はリトルリーグに所属し、ピッチャーとして全道大会出場の経験もある。
中学校進学の際に野球強豪校からのスカウトが来ず、地元の公立校へ進学した。
野球から距離を置くことも考えたが、野球が好きだという気持ちを捨てきれず、入学時には無かった女子硬式野球部を創部し、部員を集めて活動を始めた。この時、投手としての才能に限界を感じ、外野手へ転向している。
劣悪な環境の中で何度も廃部の危機を迎えたが、顧問の先生の協力もあり存続に成功。2年生の夏には全道大会出場を果たし、準優勝という輝かしい成績を残した。3年生になると新入部員が増えたが、指導に割く時間が増え自身の練習時間を確保できず、結局全道大会制覇は叶わなかった。
卒業と同時に女子プロ野球挑戦を決意し、トライアウトでは打撃でアピールし合格。ドラフト下位で札幌キャロルに入団した。
趣味はショッピング、特技は占い。
岩切 真琴(24)
室蘭ロッカーズ所属。右投右打。外野手。
北海道美瑛町出身。中学までは軟式野球部に所属しており、投手として活躍していたが肘の故障により退部を決断。
しかし、その後同級生に誘われ訪れたバッティングセンターで再びバットを握ったところ、打球が自分の思った所に飛ぶ快感を覚えて打ち込むようになる。
高校では野球部に入部せず、卒業後札幌の専門学校へ入学。野球は趣味として続けていたものの、学業を優先していた。アルバイト先の喫茶店で出会った店長から、社会人野球チームがある事を教えてもらい見学に行くと、真剣に野球に取り組んでいる姿を見て感動する。
自分もこの人達と一緒にプレイしたいと思った真琴はすぐにチームに志願、無事加入する事に成功し、1年目からレギュラーの座を勝ち取る。
活躍する中で札幌キャロルスカウトの目に留まりトライアウトを受験し、打席では相手のボールをよく見て四球を選び出塁。守備でも強肩を活かしてファインプレーを連発した事で合格となった。ドラフト中位入団。
趣味はスポーツ観戦、特技は裁縫。
櫻山 由帆(24)
室蘭ロッカーズ所属。右投右打。外野手。
北海道音更町出身。高校は女子野球部のある高校に進学し、二年の春から四番としてスタメン入りする。最後の夏は惜しくも全道大会出場を逃したが、その実力が認められドラフトで室蘭に指名された。
守備の要であるセンターを任されており、本塁への突入阻止率も高い。打撃ではミート力が高く長打も打てるが、得点圏打率が極端に低い。
趣味は音楽鑑賞、特技はボーリング。
御手洗 亜澄(21)
室蘭ロッカーズ所属。左投左打。外野手。
北海道小樽市出身。中学まで水泳をしており、高校でも水泳部へ入部した。
しかし小学校から高校まで、入る学校が共学から女子校に変わり続け、男性との出会いがない事に耐えられず退学。
退学後はフリーター生活となったが、コンビニのアルバイトで訪れる男性客が女子プロ野球選手の雑誌を読む姿を見て女子プロ野球入りを決意。
トライアウトに受験すると、他の選手とは違い技術が優れているわけではないが、持ち前の体力で他を圧倒。
プロ入り後の練習にも難なくついて行き、レギュラーを掴んでいる。
趣味はフットサル、特技はテニス。
印藤 れい奈(18)
室蘭ロッカーズ所属。右投左打。外野手。
北海道中札内村出身。中学生まではラクロス部に入っていたが、高校入学時に友人に誘われて野球部へ入部。
高校では打撃センスの良さを評価されたが同地区同世代に優喜がいた為、全道大会には出場できなかった。
高校卒業後は、大学進学を考えていたが、スカウトの勧めや優喜がプロ入りすると知りトライアウトを受験。
その結果優喜のいる室蘭ロッカーズからの指名を受け入団した。ポジションは主にレフト。
趣味はカラオケ、特技はバク転。
星空 亜寿花(35)
室蘭ロッカーズ所属。右投左打。監督。
北海道興部町出身。中学まではバレーボール部に所属し、野球には高校入学後に転身。地元のクラブチームへ入団する。
その後、大学までショートとして活躍。
大学卒業と同時に社会人野球チームである室蘭ホワイトスターズに加入し、セカンドへコンバートされた。
堅実な守備で実績をあげ、札幌キャロルからドラフト指名。プロ入り後は、主に1番セカンドで起用される。
引退後は守備走塁コーチを経て監督に就任し、衰退するチームを立て直す為奮闘。試合中は感情を抑え、ベンチの隅で微笑みながら指揮している。
趣味は食べ歩き、特技は麻雀。
お妃様(?)
室蘭ロッカーズスポンサー企業所属。右投右打。
スポンサー企業の社長令嬢。社長の娘という立場を利用して、突然選手達の前に現れ食事を振る舞ったり、大規模なチームの広報活動を行ったりしている。
思い立ったらすぐに行動を起こす為周囲に大きな影響をあたえがちだが、本人に悪気はなく、ただ純粋にロッカーズの役に立ちたいと思っているだけ。
趣味は人助け、特技はお金を使うこと(使うと増える)。
『Fantasy Girl’s Baseball』の世界、いかがだったでしょうか。
自分はまとめていて何度も「そうきたか」と強い衝撃を受けました。
プロ入り前猪狩くんに勝てなかったパワプロくんみたいな選手がいたり、吹奏楽に行く選手がいたり・・・。
あとマスコットキャラクターの名前のクセも凄いですねw
そして「白雪姫」です。
AIノベリストくんからの紹介なのですが、どこからどうやって来たんでしょうこの選手。
名づけがファンからの公募というのもありそうなのが個人的に良かったし、何より本人が気に入っているという結びが素晴らしい。
恐らく、外伝小説「コールドゲーム」の主人公は彼女でしょうw
電光掲示板に輝く白雪姫、見てみたいですね。
本当であればこの場でペナントの様子まで書ききろうと考えていたのですが、予想以上に長くなってしまいましたので、今回はここで一旦中断させていただきます。
後日、彼女達の戦いを振り返る事といたしましょう。
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